障害を持つ方の“バリアフリー住宅”にこだわる名古屋の設計事務所です。 車いす利用者の方、全身性障害の方の、より良い住まいを一緒に考えます。

ホームともに(重症心身障害者グループホーム)

ホームともに(重症心身障害者グループホーム)

傾斜地に建つ重症心身障害者グループホームである。建物は3層になっており、一番下の階は鉄筋コンクリート造、その上の2階分は木造で建てられている。道を挟んで西側に調整池を兼ねた公園がある。敷地は道路に向かって傾斜している。

ほとんどの職員が自動車通勤のため、送迎用と職員用の駐車スペース、合計6台分が必要であった。そこで設計するにあたり、傾斜地を活かすことを考えた。道路と同じレベルの階は土留めを兼ねた鉄筋コンクリート造で、柱のない空間に駐車場とエントランスを配置した。その上に木造の建物が2階分載っている。生活の空間は道路から見ると2階にあたる高さにあり、道を挟んだ公園の地面の高さとほぼ同じ高さになっている。建物の南側にスロープを設け、災害時には車いすのまま避難できるようになっている。

公園に面した西側には西日対策として壁面緑化用のワイヤーが張ってある。洗濯を干す場所がたくさん必要だということで、大きく持ち出したバルコニーには屋根を設け、雨が降っても干しておけるようにした。2階には屋内に洗濯干し場も設けられている。

食堂は座位保持装置付きの車いすでも動きやすいように広めになっている。食堂の奥にはタタミコーナーがあり、食後などにごろ寝ができる。全体的に通路も扉も広めに取ってある。トイレ、脱衣室、浴室は天井走行リフトで移動が可能である。居室も広めで収納スペースもできるだけ確保した。居室内には車いす置場もある。

エレベーターは小規模施設用では小さくて使えないので、11人乗りの寝台エレベーターが設けられている。一度に何人も乗ることができ、何かあった時にはストレッチャーでも移動できる。

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